新卒でリクルートに入社し、その後中小企業に転職をしたJumoです!
今回は「大企業と中小企業の違い」について、私の実体験を元に主観的な意見をお伝えできればと思い、こちらのテーマで記事を書くことにしました。
私が入社したのがリクルートだったということもあり、企業規模は大きいものの、どちらかというとメガベンチャーよりの気質ですので、若干偏ってしまうかもしれませんが当記事は一意見として読んでいただければと思います。
この記事の読者は以下に当てはまる人を想定しています
- 現在大企業で勤務しており、転職を検討中の方
- 第二新卒の年代で一つの選択肢として転職を考えている方
- 企業の規模を重視した就職活動をしている方
前提
中小企業と一概に言っても人によって想像する規模感が違います。そのため前提としてお伝えすると、私が働いている会社の規模は「従業員20人程度」になります。前職のリクルートは連結で5万人超、わたしの部署のみで150名ほどいたため、かなり大きく環境が変わりました。
もう一つの前提になりますが、わたしは中小企業の中でも拡大を目指している会社に入社しています。私が入社した頃は10名弱だった会社ですが、現在は20名を超え支店を出す動きも始まっています。中には現状の利益で満足しており、拡大させるより維持させるようなフェーズの会社もありますので、そちらの企業には当てはまらない点もあるかもしれません。
企業規模が一緒でもそれぞれ会社は違いますので、あくまで1ケースとして参考にしていただけると幸いです。とはいえ、極力広く通じるようなポイントでお話ししていきます!
中小企業で働いて感じた大企業との相違点
①自分の仕事が会社に与える影響の大きさ
前職では求人広告の営業部に所属していたのですが、もし仮に私が目標を達成できずとも、逆に大きく達成しようとも、会社にとってはほとんど影響がないと言っても過言ではありませんでした。現職ではそもそも目標があるわけではありませんが、私の頑張りが会社の利益に直結するのが肌で感じられます。これではピンと来にくいかもしれませんのでもう少し具体度を上げると、4兆円規模の会社で4千万の利益を出すと全体の0.001パーセントの数字ですが、売り上げ4億の会社で4千万の利益を出すと、10パーセントとなります。私の頑張りが会社全体の利益に大きく関わるため、やりがいを非常に感じるようになりました。大規模な会社に多くみられる、社内で順位をつけられ表彰されるという相対評価ではなく、順位でなく絶対評価で数字が見られる点が大きく違うポイントだと思います。
これは人によってどちらがいいか大きく左右されると思います、私としては実際に自分が出した利益が業績に直結することにやりがいや達成感を感じますが、逆にそれがプレッシャーになる人もいますし、順位をつける方がモチベーション高く動ける人もいます。自分はどちらの方がいいのか考えてみると良いかもしれません。
②仕事のスピード感
企業規模が小さくなると、一つの案件に対して介在する人間が減ります。役割の細分化がなくなるため一気通貫して業務を行うことが増えます。引き継ぎの時間もないためお客さんからするとスピード感があるように感じられるようです。転職してから見積もりの依頼等で「早いですね、助かります。」と言われることが非常に増えました。
こちらも一長一短で、介在する人間が多い方がより専門性を得られますし、企業としてのサービスの質は向上することが考えられます。一人が多くを担当するということは、担当する人間によってサービスの質に偏りが生まれます。逆を返せば自分の頑張りがそのままお客さんに評価されるため、私は現在のスタイルの方が働きやすく感じています。もちろん最低限のダブルチェックは欠かさないようにしていますが、やはり大企業の頃よりも営業→受注→納品までのプロセスで介在する人が少ないため、とてもスピード感を持ってストレスなく働けているように感じます。
逆の視点ですが、取引先の大企業でも、担当が分かれておりこの件は誰に連絡すればいいのか迷いことや、この件は〇〇部に相談くださいと言われてたらい回しになってしまい困ることもあるので、専門性を持たせるために業務細分化されていることにもメリットとデメリットがあると感じます。
③会社の看板
大企業で働くと住宅を購入する際などに大きい額のローンが通りやすいです。急になんの話ですか?って思うかもしれませんが、要は大企業に所属していると信用されやすいです。信用されやすいと表現したのは、中小企業であっても信用を獲得できるからです。しかし、間違いなく第一印象では大企業に所属する人が信用されやすいでしょう。
私はこの点においても一長一短があると考えています。大企業は第一印象が良い分期待値が高く、顧客からの評価が減点方式になることが多いためです。私は現在、消防設備業界で働いているのですが、メーカーに点検を依頼するのと町の業者に依頼するので倍近く料金が変わります。つまりそれだけのサービスを求められているので、価値を出すのに苦労する点があります。そのため、スタートラインに立つことができれば、中小企業の方が案外結果を出しやすいのではないかと考えています。
大学で様々な業種の友人がいますが、給与が高いで有名な企業に行っている友人はやはりモテてているので、モテたい人はそう言う会社がいいかもしれません。こちらは半分本気、半分冗談です!
実際大手企業で待遇の良いところは相応の業務が求められるため、質の高いビジネスマンが多いと本当に感じます。これも看板効果が入っているんでしょうか、、
結論:どちらが良いかは自分次第
相違点の中でも特にお伝えしたかった3点をここまで紹介してきました!
私は転職したことに全く後悔していませんが、逆に規模の大きい会社に入ったことも後悔していません。
間違いなくそれぞれに良さがあります。人によって合う合わないがあります。私には偶然大企業のスタイルが合わなかっただけで、決してそういった会社に入ることに反対派ではありません。
このような記事を書いておいてこんなこと言うのはおかしいですが、転職先は人の意見が絶対ではないです。色々な人の経験を参考にするのはとても大切ですが、だからといってそれが正解ではありません。もし「大企業と中小企業どちらに転職するのが正解なんだろう」と思って答えを探している人がいるとしたら、画一的な答えはないと思って欲しいです。強いて言うなら自分に合う会社を見つけられたら正解と言えるかもしれません。
今回の記事はどちらかを勧めるものではなく、一つの経験談として活用していただきたいと今一度ご理解いただけますと幸いです。
今後も私の経験談をベースに様々なことを言語化していければと思っておりますので、ぜひ引き続き当ブログをよろしくお願いします!