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今回は自分の部屋に火災報知機の感知器がついているのだけど、それが作動するのが怖くて焼肉ができないと友人から相談されたため、熱感知器と煙感知器の見分け方について解説していきます!
この記事は以下に当てはまる人を想定しています
- マンション等の集合住宅に住んでいて部屋に感知器がついている
- 部屋で焼肉や鍋パをすることを検討している
- 自分の部屋でタバコを吸いたいが、誤発報が怖い
結論:簡単に言うと穴が開いていれば煙感知器
細かく言うと様々な種類の感知器があるのですが、今回の本題は部屋についているのが煙感知器か否かが見分けられれば良いということですので、結論としては「感知器に穴が開いていれば煙感知器」ということになります!
以下、弊社で在庫として持っているオーソドックスな形の感知器の写真になります(ホーチキ製)
ご覧の通り煙感知器は感知器内に煙が侵入することで発報する仕組みとなっているため、穴が開いています。逆に熱感知器は、周囲の温度の変化で発報するため穴は開いていません。メーカーごとにデザインは多少違えども、煙が侵入できる穴が開いているか否かで判別可能です。
多くの場合部屋には熱感知器がついている
感知器の見分け方についてお伝えしましたが、マンションのリビング等居室部分には多くの場合、熱感知器が使用されています。というのも熱感知器に比べて、煙感知は5倍程度料金が高いためです。そのため、窓などの開口部がしっかりと設けられているマンション等では熱感知器が設置されていることが非常に多いです。私が点検したことのあるマンションで部屋の中に煙感知器が設置されていることはまだ見たことがありません。
そのため、アパート・マンション等では気にせず煙が出るような作業をして問題ないと思います。
その他、レンタルスペース等では煙感知がついていて誤作動がおきてしまうことはよくあるので、感知器を見分ける際には先ほどのポイントを参考にして頂ければと思います。
熱感知器は誤作動しないのか
結論から申し上げますと、熱感知器でも誤作動はします。例えば冬に急激にエアコン等で室温を上昇させたときに、直接感知器に熱風が当たっていたりすると誤作動します。しかし、煙の発生によって誤作動することはございません。種類問わず経年劣化により誤作動を起こすことはあります。
最後に
感知器の種類の見分け方に関してはよく質問を受けるため、今回このような記事を書いてみました。
感知器の種類を見分けられることで何か思わぬメリットがあるかもしれませんので、豆知識程度に頭の片隅に置いてただければ幸いです!
そのほか何か聞きたいことがございましたら、なんなりとお問合せいただければと思いますので、今後とも当ブログを宜しくお願いいたします。