専門知識のない方にも伝わるように消防設備についてラフに情報を発信する消防設備雑記です!
本日は消防設備士の資格を取得しなくても消防設備点検ができるようになる『点検資格者』という資格について解説します!
点検資格者はたった2つの資格で全設備を点検可能!

上記の通り、消防設備士には特殊な設備を除くと7つの資格が存在しています。
しかし、点検資格者であれば1種と2種の2つを取得すれば、これらのすべての設備を点検することができます。
点検資格者の1種は消火器や消火栓などの「火を消すために使用する設備」、2種は火災報知設備や避難ハシゴなどの「火事を知らせて逃げるための設備」が対象となっています。
そのため、点検業者では作業員に点検資格者を取得させているケースが非常に多いです!
消防設備士と点検資格者の違い

「2種類とるだけで全設備を点検できるのであれば点検資格者だけを取ればいいのでは」と思った方もいるかもしれませんので両者の違いについても解説していきます!
簡単にいうと、消防設備士は「工事や整備と点検ができる」点検資格者は「点検ができる」という違いです。
もっと端的にいうとより専門性のある資格が消防設備士ということになります。
点検資格者の受験資格について

点検資格者を取得すれば、全設備を点検できるということで需要も高い資格ですが、誰でも受験できるわけではありません。以下では受験資格について簡単に解説していきます。
以下のいずれかを満たしていれば受験が可能です。
規定の資格を有する方
日本消防設備安全センターでは、以下の資格いずれかを有するものに点検資格者の受験資格を与えています。
- 甲種又は乙種の消防設備士(1類から7類のうちどれか1つ取得していれば良い)
- 第1種又は第2種電気工事士
- 1級又は2級の管工事施工管理技士
- 水道布設工事監督者
- 建築物監督員、建築設備等検査員
- 技術士の第二次試験に合格した者
- 第1種、2種又は第3種の電気主任技術者
- 1級、2級又は3級の海技士
- 建築基準適合判定資格者検定に合格した者
特に上記2つのどちらかを所有している方が受けるケースが多いです!
ちなみに私は消防設備士の乙種6類を取得したのちに点検資格者を取得しました。
消防設備業界にて補助業務の経験を5年以上
日本消防設備安全センターのHPにて受験資格のところに難しく書いてありますが、つまりは消防設備の補助業務を5年以上続けている方が対象になります。
正直なところ5年も待つのであれば、乙種6類などの比較的難易度が低いとされている資格を取得する方が良いと思いますが、どうしても勉強が苦手という方も5年の経験があれば点検資格者を受験できます。
行政に関わる事務の経験
以下の行政に関わる事務経験がある方も受験資格が与えられます。
- 消防行政に関わる事務のうち消防行政担当課又は予防業務で1年以上の経験
- 建築行政に関わる事務のうち建築物の構造及び建築設備に係る業務を2年以上経験
こちらはかなり限定的な受験資格ですので、紹介のみになります!
規定の学歴を有する方
以下の学歴を有する方にも受験資格が与えられます!
大学や高等専門学校にて特定の分野を卒業した後1年の実務経験
大学や高等専門学校にて機械、電気、工業化学、土木又は建築における学科又は課程を修めて卒業した方は5年ではなく1年の補助業務経験で受験資格が与えられます!
高等学校にて特定の分野を卒業した後2年の実務経験
高等学校において機械、電気、工業化学、土木又は建築における学科を修めて卒業した方は5年ではなく2年の補助業務を経験することで受験資格が与えられます!
もし資格も実務経験も学歴もなければこれが近道!
もし上記に当てはまらない方が場合には、まず消防設備士の乙種6類の取得がオススメです!
乙種の消防設備士は受験資格がないため、何歳でも受験ができる資格です!
その中でも6類は対象の設備が消火器具のみなので、範囲が狭く勉強しやすいので合格率も高いです!
点検資格者の取得難易度は?
点検資格者の取得難易度について解説していきます!
結論から申し上げますと、非常に簡単です。
1種、2種ともに3日間の講習を受けたのちに修了考査を受けて合格すれば資格がもらえます。
講習内で試験に関するところはマーカーを引くように指示される上に、試験中はテキストを見ることができます!
そのため、講習をしっかりと起きて聞いていればまず落ちることはないでしょう!
私の勤めている会社ではまだ落ちた人を見たことはありません、、
稀に不合格者もいるようですが、おそらく3日間の講習のどこかで欠席してしまったりといった要因なのではないかと思います。
最後に

ここまで点検資格者の受験資格や難易度について解説してきました。
消防設備業界に入ろうと思っている方や入ったばかりの方は、まず間違いなくこちらの資格を取得することになるかと思います。しかし、誰でも受験資格があるわけではなく少しわかりづらいのでもし力になればと思い解説しました。
