消防設備業を中心に情報発信をしているJumoです!本日は「消防設備業界ってなに?」という疑問に対して、実際に働いている私がその魅力とともにお答えしていこうと思います!
このテーマになったきっかけとしてはこの業界の認知度が低いことを働く中で痛感しているためです。かくいう私も入社するまでは全く知りませんでした、、
しかし、いざ働いてみると働きやすさの面や社会貢献性まで様々な面で素晴らしい業界であると心から感じているので、今回は少しでもそれを伝えられたら良いなと思います!私の見解にはなりますが、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです!
以下に当てはまる方を想定した記事です
- 消防設備業界を最近知った方
- 就職活動中でこの業界について気になった方
- この業界に入社を決めたものの本当に大丈夫か心配な方
消防設備業とは?

消防設備業界についてフランクに解説すると、「消防法にて義務図けられている、自動火災報知設備や消火器、誘導灯、屋内消火栓設備やスプリンクラー設備などの消防用設備等を設置・維持していくために存在する業界」です。身近な例だと、学校で長い棒をもった人が教室に入ってきて天井についている感知器を点検しているところを一度は見たことがある方多いと思います。そういったメンテナンスや、そこから出た不備を修繕するために工事を行うのが消防設備業の主な業務です。
消防設備業界には主に3つの役割があり、「メーカー」「施工業者」「職人」があげられます。メーカーが作成した機器を施工業者が購入し実際にエンドユーザーのもとに設置されます。
大手企業であるメーカーの実態については企業規模ゆえに既に様々な情報があるので今回は私が実際に働いている「施工業者」について深く振れていきます。
施工業者とは

施工業者という表現をしていますが、私たちは建築現場では「防災屋」「火報屋」なんて言われています。そんな防災屋ですが、メーカーが製造している物を購入し設置や保守を実際に現場に立って行うのが主な業務です。能美防災やホーチキなど様々なメーカーがありますが、その中の特定の会社の代理店となってそこの商品を中心に設置していくという業態をとる会社も多いです。実際に弊社も代理店として特定のメーカーの商品を中心に設置を行っています。
消防設備業のメリット
①設備の設置や維持が直接的に人命を守ることにつながる

火災というのは非常に危険な災害で、対応が少しでも遅れると延焼して、想像できないほど多くの人命を失うこととなります。消防設備が有事の際にしっかり動作する状態を維持し続ける消防設備業は間違いなく世の中に必要な業界であるため、業務の社会貢献性が非常に高いといえます。
②国家資格を必要とする業務独占の業態である
消防設備の工事や点検には「点検資格者」や「消防設備士」などの資格取得が必要となります。
有資格者でないとできない仕事の為、誰にでもできる業務ではないというのが大きなメリットになります。未経験者が入社した際には最初に資格試験の勉強が必要となりますが、その分市場価値も上昇し独占業務に従事できるという点が防災屋で働く大きな魅力です。
③消防法で設置と維持が義務付けられている
消防法第17条にて、消防設備等の設置と維持は義務づけられているため、今後も衰退する確率は比較的低い業界と考えられます。この業界は新規の建物が建つ際に需要が生まれる業界だと思われているケースが多く「新規で建物が減少している今、消防設備業界は衰退していく」なんて言う声が散見されますが、定期的な点検と適正な時期での交換が必要なため、需要は引き続き生まれ続けています。この将来性というのは消防設備業界の大きな魅力といえます。
消防設備業のデメリット
①業界認知度が低い
私は「どんな仕事してるの?」と人に聞かれたときに「消防設備士」と答えて、建設業以外の方に伝わったことがないです。私的には大したデメリットではないのですが、人によってはよりメジャーな業界で働きたいという人もいるかと思いますので一つのデメリットになります。
②高齢化が進んでしまっている
弊社は幸いにも若手がそろっているのですが、周囲の企業様の話を伺うと防災屋の多くは高齢化が進んでおり、事業の存続に悩んでいる経営者が多い印象です。裏を返すと若手の価値が非常に高い業界とも言えますが、こちらも当業界のデメリットとして挙げられるかと思います。
まとめ
ここまで消防設備業界についてざっくりと紹介してきましたが、もし現在消防設備業界について少しでも興味を抱いている方になんとなくでも魅力が伝わっていれば幸いです!
あくまで私的な見解での魅力ですのが、今後働く中で新たな魅力を見つけた時にはまた更新がしていきますので、ぜひ定期的に当ブログを見ていただければと思います!